第一章　音楽との出会い


出会いって言うより、俺は気づいたらいつでも音楽を聴いていた。
小さい頃は、童謡とかよりは、ロックを聴いていた。
特定のアーティストとかじゃなくて、父の持っていたＣＤを片っ端から聴いていた。
ブルーハーツ、B'z、安全地帯など。
実はこのＣＤの中に、今は大好きなMr.Childrenが入っていた事は内緒だ。
その他にも、父のＣＤに入っていた歌を何気なく口ずさんだり、自分で簡単な歌を作ったり。
とにかく、理由もなく音楽が大好きだった。


音楽は、聴く事も大好きだが、歌う事も好きだった。
何で歌うとか、そんな事はどうでもよかった。っていうより、そんな事は考えもしなかった。
だから、大阪に居た頃は、訳もなくずっと部屋で歌ってたりもしてた。
カンで自分で作った曲なんかも口ずさんでいた。
でも、ピアノなどは全然習ってはいなかった。
まして、自分の手で音楽なんて作ろうだなんて思ってはいなかった。
でも、小さい頃の夢はロック歌手だった。


小学５年の時、Mr.Childrenに出会った。
聴いて、すぐに好きになった。
その詞にとても魅せられた。何だか、ちょっと悔しかった。
この人たちは、とても凄い人だ。
そして、作詞作曲というものを知った。
自分にも出来ないか、と思った。


2005.08.30

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